個人情報レスマーケティングとは? 外部データとIDを活用する新しい顧客接点のつくり方

iM(アイム)くんナビ

顧客理解を深めたい。けれど、氏名やメールアドレスなどの情報を、これ以上自社で集め続けることが最善なのだろうか。そんな問いから、新しいデータ活用戦略は始まります。

インティメート・マージャーは、個人を直接識別する情報への依存を抑えながら、外部データやID、統計情報などを目的に応じて活用する考え方を「個人情報レスマーケティング」と呼び、提唱します。

これは業界共通の法的用語ではなく、当社が提案するマーケティングの概念です。

Mia(ミア)

Mia(ミア)「『個人情報レス』なら、個人に関するデータは何も使わないの?」
iM(アイム)くん

iM(アイム)くん「そういう意味ではないよ。直接識別情報を自社で大量に抱えなくても、顧客理解や接点づくりを設計できないか考えるんだ。」
Mia(ミア)

Mia(ミア)「まずは言葉の定義をはっきりさせたいわね。」

個人情報レスマーケティングの定義

個人情報レスマーケティングとは、氏名・メールアドレスなどの直接識別情報への依存を抑え、適法に利用できるID、行動・興味関心データ、統計情報などを活用して、顧客理解・ターゲティング・施策改善を目指す考え方です。

重要なのは「保有しないこと」自体ではなく、目的に照らして必要なデータを選択することです。契約・顧客サポートのように直接識別情報が必要な業務では、その情報を適切に守って使用します。一方、一般的な市場の傾向を知るために、個別の連絡先をすべて保有する必要があるかは検討の余地があります。

従来型との違いを整理する

観点 自社での直接識別情報の保有を中心にする設計 個人情報レスの発想を取り入れる設計
起点 会員・顧客リスト 施策目的と必要な顧客理解
データ 自社が収集した詳細情報 自社データ+適切な外部データ・統計情報など
主な問い 何件集めたか 何が分かり、どう活用できたか
注意点 保存・更新・アクセス管理 取得経緯、照合・提供条件、分析精度の確認
個人情報レスマーケティングの考え方を説明する比較図
図:個人情報レスマーケティングの考え方

いずれにも法令・セキュリティ上の対応が必要です。後者の方が必ず低コスト・低リスクになると決まっているわけではありません。

IDやCookieなら個人情報保護の対象外なのか

いいえ。Cookieや端末識別子は、他の情報と容易に照合できる場合などには個人情報に当たる可能性があります。個人情報に該当しない場合でも、一般に個人関連情報として扱われることがあり、提供先で個人データとして取得されることが想定される場面などには確認が必要です。

つまり「個人情報レス」は、法令の対象から逃れるための言葉ではなく、データの持ち方と使い方を最適化するための言葉です。

Mia(ミア)

Mia(ミア)「メールをIDに置き換えれば、同意を考えなくてよい?」
iM(アイム)くん

iM(アイム)くん「それは違うよ。どの情報をどう扱うかで確認事項は変わる。まずはルールを守った設計が前提なんだ。」

外部データで何を補えるのか

自社の1st Party Dataは、購買や問い合わせなどの実際の接点を捉えられます。一方、接点のない潜在顧客や、他サイトでの興味関心までは把握できない場合があります。

インティメート・マージャーのIM-DMPは、提携メディアの閲覧傾向や調査由来の属性情報などを活用したセグメント設計に対応しています。自社データの不足を補い、想定していなかった関心層や訴求テーマを検討するための材料になります。

ターゲット仮説の検討に役立つIM-DMPの活用例

例えば、法人向けの業務支援ツールを扱う企業が、既存顧客の業種だけを基準に広告を配信しているとします。外部データを参考にすれば、業種とは別の行動・関心傾向から、接点の作り方を考える余地があります。これは活用の仮説であり、購買意向や成果を保証するものではありません。

Mia(ミア)

Mia(ミア)「興味関心が似ていれば、買ってくれる?」
iM(アイム)くん

iM(アイム)くん「そこは別問題だよ。だから仮説からテスト施策を作って、反応や商談の質を測るんだ。」
Mia(ミア)

Mia(ミア)「『分かる』と『当たる』は分けておくのね。」

PoCでは何を検証するべきか

個人情報レスマーケティングのPoCでは、まず一つの利用目的と測定指標を決めます。

  • 対象課題:新規顧客の発見、休眠層への再接触、ターゲティング精度の見直しなど。
  • 比較条件:自社データだけの施策と、外部データを参考にした施策。
  • 評価指標:新しい到達層、CV・商談の質、管理工数、利用データの必要性。
  • 確認事項:利用可能なデータ、照合方法、契約、同意・法令、媒体連携の制限。

成果が出た場合だけでなく、どの条件では使えないかが分かることもPoCの価値です。

まとめ|「情報を持つ力」から「使いこなす力」へ

個人情報レスマーケティングは、すべての個人情報を不要にする提案ではありません。必要な情報は適切に保有し、必要以上の直接識別情報に依存せずに価値を生む方法を探るという考え方です。

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DXPO東京’26(秋)のブース案内:iMくん・Miaコラボ版。ブース位置7-6

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※デモ内容は当日の環境・利用条件によって異なります。


番外編|iM(アイム)くんの休日

iM(アイム)くん、休日のカフェで店員さんに「注文する前に名前とメールアドレスを教えましょうか?」とにこにこ。

Mia(ミア)のイラストMia(ミア)

「コーヒーを飲むだけよ。まずは何が必要か考えたら?」

iM(アイム)くんのイラストiM(アイム)くん

「じゃあ、カフェラテを一つ!」

参考資料・出典

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