こんにちは、株式会社インティメート・マージャーのデジタルマーケティング担当です。先日、株式会社スプロケット様と共催で「クッキー規制時代に勝ち残るデジタルマーケティング戦略」というテーマでセミナーを開催しました。
セミナーでは、クッキー規制の影響が徐々に出始めている現状と、それを踏まえたデジタルマーケティングの方向性について議論が交わされました。本記事では、セミナーの内容を簡単にまとめてお伝えします。
クッキー規制の現状と影響
インティメート・マージャー社からは、以下のような見解が示されました。
クッキー規制の影響で、ターゲティング精度の低下やコンバージョンデータの取得が難しくなってきています。広告効果の悪化を感じている企業も少なくありません。
一方で、規制の影響はまだ限定的で、徐々に出てくるものと捉えている企業も多いようです。いずれにせよ、デジタルマーケティングの効率が下がることは避けられないでしょう。
LTV重視のマーケティングへのシフト
こうした状況の中、顧客のライフタイムバリュー（LTV）を重視したマーケティングにシフトしていく必要性が指摘されました。スプロケット社からは次のようなアドバイスがありました。
クッキー規制の影響でターゲティング精度が下がると、CPAは良くてもLTVが低いユーザーを集めてしまうことになります。長期的な視点でマーケティングを考えるなら、LTVの高いユーザーを見極め、育成していくことが重要です。
そのためには、自社サイトやアプリ内のユーザー行動を分析し、LTVにつながるアクションを特定することが有効でしょう。コンテンツの工夫やUI改善によって、ユーザーをロイヤル化していくことが求められます。
ファーストパーティデータの活用
クッキー規制下でマーケティングを行うには、自社で取得・管理するファーストパーティデータの活用が欠かせません。インティメート・マージャー社は、次のように述べています。
ファーストパーティデータを活用することで、クッキーに頼らないターゲティングやリマーケティングが可能になります。自社サイトへのログインを促したり、メールアドレスを取得したりと、ユーザーとのエンゲージメントを高める施策が重要になるでしょう。
また、オフラインの購買データとオンラインデータを連携させることで、統合的なユーザー理解とコミュニケーションも可能です。オンラインとオフラインの垣根を越えたマーケティングにも注力すべきでしょう。
まとめ
クッキー規制時代のデジタルマーケティングでは、ユーザーとの長期的な関係構築がより重要になります。LTVを意識した施策を打ち、ファーストパーティデータを軸にマーケティングを展開していくことが求められるでしょう。
セミナーを通じて、デジタルマーケティングは新たな局面を迎えていることを実感しました。私たちインティメート・マージャーとしても、お客様のマーケティング活動を支援すべく、最新の知見を取り入れながら尽力してまいります。
