Webサイトを訪れた企業をどう把握する? BtoB企業アクセス分析とインテントデータ活用

iM(アイム)くんナビ

BtoBサイトでは、資料請求や問い合わせがないと、営業が次に動くきっかけを作りにくくなります。しかし、問い合わせ前に製品情報や事例を調べている企業が存在する可能性はあります。

そこで検討したいのが、Webサイトへの企業アクセスを分析し、営業活動の優先順位を考える方法です。ただし、アクセス元の企業が推定できても、誰が閲覧したか、購入を決めたかまで分かるとは限りません。

Mia(ミア)

Mia(ミア)「ある企業からサイトアクセスがあった。すぐ電話すればよい?」
iM(アイム)くん

iM(アイム)くん「アクセスは関心の手がかりにはなるよ。でも採用応募や情報収集かもしれない。ほかの情報も合わせて考えよう。」

なぜBtoBでは企業単位の行動が重要なのか

BtoBの意思決定には、現場担当者、上長、情報システム部門、経営層など複数の関係者が関わります。個人のページ閲覧だけでは、企業内でどの程度検討が進んでいるのか分かりにくいものです。

企業単位で関心テーマや来訪タイミングを整理できれば、営業とマーケティングが「今どの課題を伝えるべきか」を話し合うきっかけになります。

企業アクセス分析で分かること・分からないこと

アクセス元IPなどの情報を使って企業を推定する方法があります。ただし、在宅勤務、共有回線、VPN、クラウド環境などの影響により、所属企業を誤って推定したり、判定できなかったりすることがあります。

分かる可能性があること そのままでは分からないこと
来訪元と推定される企業・組織 実際に閲覧した個人の氏名
企業単位でのアクセス傾向 企業として導入を正式決定したか
閲覧コンテンツの傾向 閲覧した理由や購買予定時期
BtoB企業アクセス分析を営業アプローチに結びつける流れを示した概念図
図:企業アクセスから営業仮説をつくるプロセス

判定率・推定精度を確認せず、企業名が表示されたこと自体を確定事実として扱わないことが重要です。

Mia(ミア)

Mia(ミア)「企業名が表示されたら、確実にその会社の担当者が見たの?」
iM(アイム)くん

iM(アイム)くん「そうとは限らないよ。推定の仕組みと精度を見て、営業リストに使えるか判断しよう!」

インテントデータとは何か

インテントデータとは、特定のテーマへの関心や検討可能性を推し量る行動シグナルのことです。自社サイトの閲覧、外部サイトのコンテンツ接触、企業属性など複数の情報を手がかりに、営業対象や訴求テーマを考えます。

例えば、製品ページを一度見たという事実と、同じテーマの情報を複数接点で調べているという傾向では、営業仮説の立て方が変わるかもしれません。ただし、どちらも「購入する」という意思表示ではありません。

外部データで補う企業理解

自社サイトのアクセスだけで分からないのは、サイト外でどのような課題を比較検討しているかという点です。外部データを適切に利用できれば、企業や関心層を理解する別の視点を持てます。

営業ターゲットの仮説づくりに役立つIM-DMPの活用例

IM-DMPが提供する属性・興味関心データなどを参考に、サイト来訪者群と一般的な母集団の傾向を比較し、訴求テーマを考える方法が検討できます。企業を直接特定する機能、データ連携の可否、利用単位は個々の製品・案件条件に左右されます。

ここで説明用の架空ケースを考えます。法人向け設備サービスのサイトでは、導入事例へのアクセスが多い一方、問い合わせ数は伸びていません。営業担当が、関連する関心テーマや既存の商談履歴と合わせて、比較資料のニーズがあるのではという仮説を作ります。この段階で「導入直前の企業」と断定することはできません。

Mia(ミア)

Mia(ミア)「関心が高そうな企業を見つけたら、商談確定?」
iM(アイム)くん

iM(アイム)くん「確定じゃなくて、優先度を考える材料だよ。相手の課題に合う情報を用意して、反応を確かめるんだ。」

営業とマーケティングで同じ指標を見る

企業アクセス分析を成果につなげるためには、マーケティングの「閲覧数」と営業の「商談化率」を切り離さないことが重要です。

検証の例として、業種や関心テーマから分類した企業群に対し、提供するコンテンツや接点を変え、反応を比較します。営業活動では、既存の商談・顧客情報と矛盾しないか、対象企業の重複や権限上の制限がないか確認します。

PoCで検証したい3つの問い

  1. 企業推定のカバレッジと信頼性は実務上十分か。
  2. 企業アクセスと外部の関心傾向を使うと、営業仮説が具体化するか。
  3. その仮説に沿った接点が、有効商談の創出につながるか。

最初は特定の製品・業界に絞り、判定できない企業も含めた母集団で評価すると、成功例だけの印象評価を避けられます。

まとめ|企業名の表示から、営業の意思決定へ

企業アクセスの可視化は出発点です。推定精度や利用条件を確かめたうえで、営業の「誰に・何を・なぜ今」を考える材料として使うことが重要です。

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番外編|iM(アイム)くんの休日

iM(アイム)くん、近所のパン屋さんの前を3日続けて通り、「お店の常連として認識されているかな?」と期待。

Mia(ミア)のイラストMia(ミア)

「一度も入っていないのに、常連?」

iM(アイム)くんのイラストiM(アイム)くん

「……まずはパンを買ってみるよ!」

参考資料・出典

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