拡張コンバージョンとは
コンバージョンとは、ウェブサイトへの訪問者がある特定のアクションを行った際のことを指し、具体的には商品の購入や問い合わせなどが該当します。特にGoogle広告を利用している場合、コンバージョンは重要な指標となります。しかし、これらの基本的なコンバージョンだけでなく、拡張コンバージョンも設定することで、より精度の高い広告運用が可能となります。 拡張コンバージョンとは、基本的なコンバージョン(例:商品購入)の他に、訪問者が行った様々なアクション(例:カートに商品を入れる、特定のページを閲覧するなど)を追加で設定できる機能のことです。これにより、広告の効果測定がより詳細に行え、ユーザーの動向や広告の効果を細かく把握することが可能です。
なぜ拡張コンバージョンが必要なのか
拡張コンバージョンを設定する最大のメリットは、広告の効果測定がより詳細に行えることです。例えば、商品の購入だけではなく、「カートに入れる」や「会員登録を行う」といったユーザーの動線まで把握できるため、広告の改善点が明確化されます。 また、広告配信の最適化も可能となります。Google広告では、コンバージョンのデータを元に自動的に出来るだけ多くのコンバージョンを獲得できるよう広告配信を最適化する「コンバージョン最適化」が可能です。拡張コンバージョンを設定することで、訪問者の動線まで把握できるため、より高い効果を期待できます。
拡張コンバージョンの設定方法
拡張コンバージョンの設定方法は簡単です。まず、Google広告の「ツール」から「計測」を選び、「コンバージョン」をクリックします。次に「+ コンバージョン」を選択し、コンバージョンのソースを選びます。 サイト訪問者が行うであろうアクション(例:ページの閲覧やフォームの送信など)を選択し、「詳細設定」をクリックします。コンバージョン名を入力し、さまざまな設定(例:コンバージョンウィンドウ、アトリビューションモデルなど)を行い、「保存」をクリックします。 最後に生成されたコンバージョンタグ(コード)を追加するページのHTMLに貼り付けます。これにより、選択したアクションが行われた時に自動的にデータが記録され、コンバージョンとして計測されるようになります。
ただし注意すべき点とは
拡張コンバージョンを設定する際には、アクションの選択や設定が適切でないと、正確なデータが得られないこともあります。訪問者の動線やサイト内での行動を理解した上で、適切なアクションを選び設定することが重要です。 また、拡張コンバージョンのデータはGoogle広告の運用に活かすべきであると同時に、サイト改善にも必要です。訪問者の動線を理解し、サイトのUI/UXを改善することで、さらなるコンバージョンの向上が見込めます。 さらに、プライバシー保護の観点から、個人を特定できるような情報を取得しないよう注意が必要です。必要な情報だけを取得し、適切に管理することが求められます。
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