SNSマーケティング完全攻略!成果を出し続けるための運用&分析ノウハウ
本記事では、SNSマーケティングの専門家である株式会社TORIHADA プランナー 上杉 南氏、株式会社カトルセ 代表取締役 橋本 健太郎氏、株式会社インティメート・マージャー 代表取締役 簗島 亮次氏の3名が登壇したセミナーの内容をお届けします。SNSマーケティングの現状や課題、そして成果を出し続けるための運用と分析のノウハウについて、各社の視点からお話しいただきました。
登壇者紹介
- 上杉 南氏(株式会社TORIHADA プランナー):SNS運用のプランニングを担当。特にTikTokやInstagramの運用に強み。
- 橋本 健太郎氏(株式会社カトルセ 代表取締役):システム開発とSNS運用を手がける。TwitterとInstagramの運用を得意とする。
- 簗島 亮次氏(株式会社インティメート・マージャー 代表取締役):データ分析を専門とし、SNSマーケティングにおけるユーザー分析を提供。
SNSマーケティングの現状と課題
セミナーでは、まずSNSマーケティングの現状について議論が交わされました。
企業がTikTokを積極的に使うようになってきました。以前は商品の認知や売上アップを目的としたものが多かったのですが、最近では採用目的での活用も増えています。(上杉氏)
Twitterでも、商品やサービスの認知を目的とした運用が多かったのですが、昨年あたりから採用目的の相談が増えてきました。(橋本氏)
また、SNSマーケティングを行う上での課題についても話題に上りました。
アカウント運用を始める際に、まず目的を明確にすることが重要です。目的によって運用方法は大きく変わってきます。(上杉氏)
クライアントからは、とにかくフォロワーを増やしたいという要望が多いです。ただ、フォロワー数だけでなく、サービスや会社のコンセプトに立ち返って一緒に議論することが大切だと考えています。(橋本氏)
SNSごとの特性と運用のコツ
続いて、各SNSの特性と運用のコツについて、登壇者から具体的な事例を交えてお話しいただきました。
TikTokは、トレンド性や旬な情報に敏感なプラットフォームです。アルゴリズムの変更にいち早く対応することが、運用を成功させるカギとなります。(橋本氏)
Twitterでは、動画コンテンツの活用がおすすめです。テキストや画像よりも動画の方が伸びやすい傾向にあります。特に、冒頭の1〜2秒で視聴者の興味を引くことが重要です。(橋本氏)
SNSは、ユーザーが複数のプラットフォームを回遊しながら情報を収集しています。例えば、TikTokで気になった商品をInstagramで調べたり、Twitterで口コミを検索したりといった具合です。そのため、複数のSNSを組み合わせた運用が効果的です。(上杉氏)
データ分析の重要性と活用事例
SNSマーケティングにおいて、データ分析の重要性が高まっています。簗島氏からは、同社のデータ分析サービスを活用した事例についてお話しいただきました。
弊社では、サードパーティデータを活用してSNSの投稿がどのような属性のユーザーにリーチしているかを分析するサービスを提供しています。これにより、ターゲット層に合ったコンテンツ作成やニーズの把握が可能になります。(簗島氏)
SNSごとに、ユーザーの属性や関心事は異なります。例えば、ビジネス用途ではLinkedInの利用が増えていますし、キャンペーン情報はTwitterとの相性が良いです。データ分析により、SNSとユーザー属性の関係性を理解することが大切です。(簗島氏)
生成AIの活用と今後の展望
近年、生成AIの発展により、SNSマーケティングの運用効率化が進んでいます。登壇者からは、生成AIの活用事例と今後の展望について伺いました。
弊社では、生成AIを活用して、投稿文の自動生成や分析の効率化に取り組んでいます。アナリティクスのデータをAIに読み込ませることで、新しい分析の視点を発見できます。(橋本氏)
従来、SNS運用は職人芸的な部分が大きかったのですが、生成AIの登場により再現性が高まってきました。データとAIを組み合わせることで、エビデンスに基づいたコンテンツ作成が可能になるでしょう。(簗島氏)
まとめ
SNSマーケティングは、企業にとって重要な施策の一つとなっています。本セミナーでは、運用と分析の両面から、成果を出し続けるためのノウハウについて学ぶことができました。SNSごとの特性を理解し、データを活用しながら、生成AIも取り入れた効率的な運用を行うことが、今後のSNSマーケティングの鍵を握るでしょう。