GA4(Google Analytics 4)コンバージョン設定の基本
GA4(Google Analytics 4)は、以前のGoogle Analytics(ユニバーサルアナリティクス)を改良した新しい分析ツールです。その中でも特筆すべき機能の一つがコンバージョンの計測です。そこで、最初にGA4のコンバージョン設定の基本について解説します。 コンバージョンとは、ユーザーがウェブサイト上で行った特定のアクションを指します。具体的には、購入、ダウンロード、メール送信、フォームへの入力、クリックなど、企業が望むユーザー行動全般が該当します。これらの行動をGA4で計測するためには、事前に「イベント」を作成しておく必要があります。一度イベントを設定すれば、そのイベントが引き金となったコンバージョンを自動的に計測できるようになります。
コンバージョン計測の設定方法
次に、GA4でコンバージョンを計測する具体的な設定方法について解説します。まず、GA4の管理画面上で「イベント」をクリックし、新しいイベントを作成します。この時、何をコンバージョンとして計測したいかにより、イベントの設定内容は異なります。 例えば、ユーザーが決済画面まで進んだ場合をコンバージョンとするなら、「イベント名」には「purchase」、「トリガー」には「遷移先URLが決済完了ページであること」などを設定します。これにより、ユーザーが決済画面まで進む度にコンバージョンとしてカウントされます。なお、計測可能なイベントは1プロパティあたり500までとなっているため、有効なコンバージョンを設定することが重要です。
コンバージョン数・コンバージョン率の読み解き方
GA4でコンバージョンの計測を設定したら、次にその結果をどのように読み解くかについて解説します。まず、「コンバージョン数」は、指定したイベントが何回発生したかを示します。「コンバージョン率」は、全訪問者の中でコンバージョンを達成したユーザーの割合を示す指標で、数値が高ければ高いほど良い結果を示しています。 これらの2つの指標を見ることで、ウェブサイトが目標とする行動をユーザーがどれだけ行っているのか、それが全体の何%にあたるのかを知ることができます。
コンバージョンデータの活用方法
最後に、GA4のコンバージョンデータをどのように活用すべきかについて解説します。例えば、コンバージョンデータを利用すれば、コンバージョンを達成するまでにどのページを経由したかなどのユーザーパスを解析できます。さらに、時間や地域、ユーザーセグメント別にコンバージョン数やコンバージョン率を分析することも可能です。 これらの解析結果は、ウェブサイト改善やマーケティング施策の参考になります。具体的には、どの部分にユーザーが引っかかり、どこで離脱してしまうのかを把握し、それを改善することでウェブサイトのパフォーマンスを向上させることができます。 以上、GA4のコンバージョン設定から解析までの全行程をご紹介しました。この記事を通じて、コンバージョンの計測と分析がマーケティング活動にどれだけ重要であるかを理解いただければ幸いです。
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