インティメート・マージャーとCriteo、共通IDソリューション「IM-UID」との連携を開始

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共通IDソリューション「IM-UID」との連携について

コマースメディアを展開する企業であるCriteo(クリテオ)とデータプラットフォームカンパニーのインティメート・マージャーが、共通IDソリューション「IM-UID」を用いた新たな連携を開始すると発表した。この新たなコラボレーションは、デジタルマーケティングにおける新しい挑戦で、Criteoのターゲティング広告ソリューションをさらに強化し、広告主に対する精度と効果の高い広告配信を可能にするものでもある。 サードパーティ・クッキーに依存せず、大規模なスケールが特徴の共通IDを活用することで、広告主はこれまでサードパーティ・クッキーなしではリーチが難しかった広範囲のユーザーにリーチすることが可能になる。

実証テストの結果について

共通IDソリューション「IM-UID」の活用によるターゲティング広告の効果は、実証テストを通じて明らかにされている。この実証テストは9社が参加して行われたもので、その結果としてCPCが平均30%改善し、リーチは20%拡大するなどの良好な成果が得られた。これにより、サードパーティ・クッキーを活用したターゲティングソリューションと遜色ない成果があることが証明された。これにより、クッキーの廃止後でも影響を受けることが少なく、さらにパブリッシャーの収益改善にも寄与することが予想される。

Criteoとインティメート・マージャーの共同取り組みについて

Criteoとインティメート・マージャーは、今後もオーディエンスに効率的にリーチする新しいアプローチに取り組むと発表している。彼らは、広告主とパブリッシャー、そしてユーザーにとって健全な広告のエコシステムの構築に寄与することを目指している。共通IDソリューション「IM-UID」による連携は、その取り組みの一環と言えるだろう。彼らが提供する広告は、ユーザーのニーズに合わせて最適化され、エンドユーザーに有益で価値ある情報提供となることを目標としている。

ポストクッキー時代の広告の在り方について

クッキーレス時代を見据えたこのような取り組みは、デジタルマーケティングにおける新たなターゲティングの視点を提供している。共有IDを活用したこの戦略は、ポストクッキー時代の画期的な節目であり、直面する新たな課題に対処するための新しいフレームワークを提供することになる。Criteoとインティメート・マージャーは、これにより、ユーザー体験の高度化、広告業界の変革、そしてデジタルマーケティングの全体像の進展に貢献することが期待される。この連携による取り組みは、成果主義の広告業界における新たなスタンダードを設定し、ユーザーの利便性とユーザーエンゲージメントの向上に繋がるものであるといえるだろう。