X Ads(旧Twitter広告)のFAQと主な違い

a blue object in the middle of a black sky X広告(旧Twitter広告)
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X Adsって何?その歴史を知ろう

X Ads (旧Twitter広告)とはTwitter社が提供していた広告制度の旧称のこと。Twitter広告は2021年に名称をX Adsへと改名し、わずかながら、というかほとんど変わらないと評判はあるが、使い勝手や取り扱い方についてまるで異なる部分も実際には存在する。そこで本記事では、X AdsとTwitter広告の重要な違いに関して、そして利用する際に陥りがちな問題の解消法について、X AdsのFAQ(よくある質問)を踏まえた形で解説する。

X AdsとTwitter広告の違いを知ることこそ成功の鍵

まずはじめに、Twitter広告とX Adsの大きな違いとして、広告ポリシーが挙げられる。Twitter広告では、個別の広告運用方針に基づいて審査が行われていた。それに対してX Adsでは統一的な広告ポリシーに基づいて審査が行われるため、かつてTwitter広告での審査で受け入れられていた内容が、X Adsでは審査に落ちることもある。また、配信ターゲットの設定にも違いがあり、Twitter広告では一部地域のみの配信設定が可能だったのに対し、X Adsでは全地域への配信設定しか行えない。

それから、広告運用者がビジネスアカウントにログインできないと広告運用ができないという制限もX Adsには存在する。Twitter広告では個別ログインによる広告運用が可能だったので、広告代理店などのマーケターには、この違いが大きな影響を与える。

X AdsのFAQについての考察

X Adsの公式サイト上にはFAQが掲示されており、運用者たちはそこで事前に問題を解消しようとするかもしれない。しかし、それらは十分に更新されておらず、運用者たちの現実を反映していないことも時々ある。例えば、広告ポリシーの変更や広告配信設定の制限などは、確認する必要がある。

また、FAQでは、「なぜ広告が承認されないのか?」や「なぜ広告の表示回数が少ないのか?」といったよくある悩みが解消されるような具体的な解答が掲載されていないことが多い。これら要望に対する答えは、Twitter社やX Ads提供元のカスタマーサービスに問い合わせる必要があり、その過程はスムーズとは言えない。

X Ads利用時の注意点とは

X Adsを活用する際は、以上のような違いや制約を踏まえて適切な対応を行うことが必要だ。X Adsの広告ポリシーの確認や、全地域対象の広告設定への対応、そして事前のFAQの確認など、一見細かい点でも、広告効果を最大化するためには欠かせない。また、FAQだけでなくTwitter社自体とのコミュニケーション構築も大切なポイントとなる。

言うまでもなく、さまざまなデジタル広告ツールを適切に利用することで、一層のマーケティング効果を得ることができる。しかし、そのためには各ツールの特性を理解し、使いこなすことが大切なのである。今回の話題、X Adsと旧Twitter広告の比較を通じて、再確認してもらえたら幸いだ。