Googleタグとは
Googleタグは、Google広告(旧称:Google AdWords)のコンバージョントラッキングやリマーケティングを行うためのタグです。ウェブサイトにこのタグを設置することで、広告のクリックやコンバージョンのデータを収集し、広告の効果測定や最適化に役立てることができます。
Googleタグの主な機能は以下の通りです。
- コンバージョントラッキング:広告のクリックがコンバージョン(購入や問い合わせなど)につながったかを追跡できます。
- リマーケティング:ウェブサイトを訪問したユーザーに対して、再度広告を配信できます。
- クロスデバイストラッキング:ユーザーがPC、スマートフォン、タブレットなど複数のデバイスを使用している場合でも、それらを紐付けて追跡できます。
グローバルサイトタグとは
グローバルサイトタグは、Google広告、Google アナリティクス、Google マーチャント センターなど、複数のGoogleサービスを一元管理するためのタグです。ウェブサイトにこのタグを設置することで、各サービスのデータ収集や連携が可能になります。
グローバルサイトタグの主な機能は以下の通りです。
- Google広告:コンバージョントラッキングやリマーケティングを行えます。
- Google アナリティクス:ウェブサイトのアクセス解析を行えます。
- Google マーチャント センター:商品情報を管理し、Google ショッピング広告を配信できます。
- その他のGoogleサービス:今後リリースされる新しいサービスにも対応できます。
Googleタグとグローバルサイトタグの違い
Googleタグとグローバルサイトタグの主な違いは以下の通りです。
Googleタグ | グローバルサイトタグ | |
---|---|---|
対応サービス | Google広告のみ | Google広告、Google アナリティクス、Google マーチャント センターなど複数のサービス |
設置方法 | 各サービスごとにタグを設置する必要がある | 1つのタグで複数のサービスに対応できる |
柔軟性 | 各サービスごとに細かな設定が可能 | 設定の自由度は低いが、管理が簡単 |
つまり、Googleタグは Google広告に特化したタグであるのに対し、グローバルサイトタグは複数のGoogleサービスを一元管理できるタグということになります。
Googleタグとグローバルサイトタグの使い分け
では、実際にGoogleタグとグローバルサイトタグをどのように使い分ければよいのでしょうか。以下のような基準で判断するとよいでしょう。
- Google広告のみを利用する場合:Googleタグを使用する。
- Google広告とGoogle アナリティクスの両方を利用する場合:グローバルサイトタグを使用する。
- Google マーチャント センターも利用する場合:グローバルサイトタグを使用する。
- 各サービスごとに細かな設定を行いたい場合:Googleタグを使用する。
- タグの管理を簡単にしたい場合:グローバルサイトタグを使用する。
ただし、グローバルサイトタグを使用する場合でも、必要に応じてGoogleタグを併用することができます。例えば、Google広告の特定の機能を利用したい場合は、グローバルサイトタグに加えてGoogleタグを設置することも可能です。
タグの設置方法
Googleタグ、グローバルサイトタグともに、ウェブサイトのHTMLソースコードに専用のタグを埋め込むことで設置します。具体的な手順は以下の通りです。
- Google広告、Google アナリティクス、Google マーチャント センターなどの管理画面からタグを取得する。
- 取得したタグをウェブサイトのHTMLソースコードに埋め込む。
- タグが正しく機能しているかを確認する。
タグの埋め込み位置は、<head>
タグ内や<body>
タグの直後が一般的です。また、タグマネージャーと呼ばれるツールを利用することで、タグの管理を効率化することもできます。
まとめ
Googleタグとグローバルサイトタグは、ウェブサイトのアクセス解析やリマーケティングを行う上で欠かせないツールです。Googleタグは Google広告に特化したタグであるのに対し、グローバルサイトタグは複数のGoogleサービスを一元管理できるタグという違いがあります。
利用するサービスや目的に応じて、適切なタグを選択し、正しく設置することが重要です。また、タグマネージャーを活用することで、タグの管理をより効率的に行うことができるでしょう。
本記事を参考に、Googleタグとグローバルサイトタグを上手に活用し、ウェブサイトのマーケティング活動を成功させてください。
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