GA4レポートの見方:重要な7つの指標と読み解き方

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はじめに

こんにちは!デジタルマーケティングの世界では、データ分析が欠かせませんよね。特に、Google Analytics 4(GA4)の登場により、より詳細なユーザー行動の把握が可能になりました。でも、GA4のレポートを見ても、どの指標に注目すればいいのか迷ってしまうことはありませんか?

今回は、GA4レポートで特に重要な7つの指標とその読み解き方をご紹介します。これらの指標を理解することで、あなたのマーケティング戦略がより効果的になること間違いなしです!

ユーザー数とセッション数

まずは基本中の基本、ユーザー数とセッション数から見ていきましょう。

ユーザー数は、サイトを訪れた個別のユーザー数を表します。一方、セッション数は、ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの一連の行動をカウントしたものです。

例えば、ユーザー数が1,000で、セッション数が1,500の場合、平均して1人のユーザーが1.5回サイトを訪れていることになります。これらの指標を時系列で見ることで、サイトの人気度や、リピーターの増減傾向がわかります。ユーザー数が増えているのに、セッション数があまり増えていない場合は、新規ユーザーの獲得はできているものの、リピーターを増やす施策が必要かもしれません。

エンゲージメント率

エンゲージメント率は、GA4で新しく導入された指標です。全セッション数に対する「エンゲージドセッション」の割合を示します。エンゲージドセッションとは、以下のいずれかの条件を満たすセッションのことです:

  • 10秒以上の滞在
  • 2ページ以上の閲覧
  • コンバージョンイベントの発生

エンゲージメント率が高いほど、ユーザーがサイトに興味を持っていると言えます。この指標が低い場合は、コンテンツの魅力度やサイトの使いやすさを見直す必要があるかもしれません。

平均セッション時間

平均セッション時間は、ユーザーがサイト内で過ごす平均時間を示します。この指標が長いほど、ユーザーがサイトのコンテンツに興味を持っていると考えられます。

ただし、注意点もあります。長すぎる滞在時間は、ユーザーが目的の情報を見つけられていない可能性も示唆します。そのため、他の指標と併せて総合的に判断することが重要です。

例えば、エンゲージメント率が高く、平均セッション時間も長い場合は理想的な状態と言えるでしょう。

直帰率

直帰率は、1ページのみを閲覧して離脱したセッションの割合を示します。GA4では、直帰の定義が少し変わりました。以下のいずれかの条件を満たすセッションは直帰としてカウントされません:

  • 10秒以上の滞在
  • コンバージョンイベントの発生

直帰率が高い場合、ランディングページの改善が必要かもしれません。ユーザーの期待と実際のコンテンツにギャップがある可能性があります。ただし、直帰率が高くても必ずしも悪いとは限りません。例えば、ブログ記事のように、1ページで完結する情報を提供している場合は、直帰率が高くても問題ありません。

コンバージョン率

コンバージョン率は、全セッション数に対するコンバージョン数の割合を示します。コンバージョンとは、サイトの目的達成を意味し、例えば商品購入や資料請求などが該当します。

GA4では、複数のコンバージョンイベントを設定できるので、それぞれのコンバージョン率を比較分析することが可能です。

コンバージョン率が低い場合は、以下のような点を確認してみましょう:

  • ランディングページの魅力度
  • コンバージョンまでの導線の分かりやすさ
  • コールトゥアクション(CTA)の効果的な配置

ページビュー数とスクロール率

ページビュー数は、サイト内の各ページが閲覧された回数を示します。人気のあるページや、逆に閲覧数の少ないページを特定するのに役立ちます。

一方、スクロール率は、ユーザーがページをどの程度スクロールしたかを示す指標です。GA4では、25%、50%、75%、90%のスクロール到達率を確認できます。

これらの指標を組み合わせることで、以下のような分析が可能です:

  • ページビュー数は多いが、スクロール率が低いページ → コンテンツの改善が必要かも
  • ページビュー数は少ないが、スクロール率が高いページ → より多くのユーザーに見てもらえるよう、導線を改善する

イベント数

GA4では、ユーザーの様々な行動をイベントとして記録できます。例えば、動画の再生、ボタンのクリック、フォームの入力などです。

イベント数を分析することで、ユーザーがサイト内でどのような行動を取っているのかを詳細に把握できます。これにより、ユーザー体験の改善ポイントを見つけたり、効果的なコンテンツを特定したりすることができます。

例えば、特定のボタンのクリック数が少ない場合、そのボタンの配置や色、テキストを変更することで、クリック率を向上させる可能性があります。

まとめ

いかがでしたか?GA4の7つの重要指標について、その見方と読み解き方をご紹介しました。これらの指標を組み合わせて分析することで、サイトの現状把握や改善点の特定が可能になります。

ただし、これらの指標はあくまでも数値データです。実際のユーザーの声を聞いたり、競合分析を行ったりするなど、定性的な分析も併せて行うことで、より深い洞察を得ることができます。

GA4の分析は奥が深く、まだまだ紹介しきれていない機能やテクニックがたくさんあります。例えば、セグメント分析やクロスデバイス分析など、より高度な分析手法を活用することで、さらに詳細なユーザー行動の把握が可能になります。

デジタルマーケティングの世界は日々進化しています。GA4の機能を最大限に活用し、常に最新のトレンドやユーザーの行動変化をキャッチアップすることで、競争力のあるマーケティング戦略を立案することができます。