ハイブリッドクッキー時代の新しい広告手法とその効果的な導入方法

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ハイブリッドクッキー時代の新しい広告手法とその効果的な導入方法

本記事では、株式会社インティメート・マージャー代表取締役の簗島亮次氏とCRITEO株式会社ソリューション&パートナーシップ部ソリューションズコンサルタントマネージャーの福島孝司氏のお二人に、ハイブリッドクッキー時代における新しい広告手法とその効果的な導入方法についてお話しいただきました。

 

登壇者紹介

簗島亮次氏は、株式会社インティメート・マージャーの代表取締役を務めています。
福島孝司氏は、CRITEO株式会社のソリューション&パートナーシップ部でソリューションズコンサルタントマネージャーとして活躍されています。

 

ハイブリッドクッキー時代の現状と課題

簗島氏は、現在のハイブリッドクッキー時代の状況について次のように述べています。

ユーザーの半分はサードパーティクッキーが使えるブラウザを使用し、残りの半分は使えないブラウザを使用しているという状態は、両方のバランスを取るのが難しい状況だと思います。今後、サードパーティクッキーが使えるブラウザの割合は減っていく見込みなので、ハイブリッドクッキー時代に合わせたターゲティング手法を選択することが、売上向上に貢献できるのではないでしょうか。

 

福島氏も、次のように課題を指摘しています。

何もしなければ、クッキーが使える環境と使えない環境で入札の状況が大きく変わってしまいます。特に、何もしない場合は、ChromeやAndroidのIDを使ったターゲティングに頼らざるを得なくなり、全員が参加するオークションの中で勝ち抜く必要があります。

 

新しい広告手法とその効果

福島氏は、CRITEO社のソリューションを導入した事例を紹介しました。ある人材系の企業では、IMUID*を導入したことで、以下の効果が得られました。
①iOSとMacOSのユーザーへのリーチが15%から35%に増加しました。
②クリック単価が46%低下しました。
③獲得単価が21%改善しました。

また、総合通販のECサイトでは、iOSユーザーの商品単価が高く、ロアス**が最も効率的だったため、IMUIDを導入してiOSとMacOSユーザーへのリーチを拡大したところ、獲得単価が30%ほど改善したとのことです。

簗島氏は、IMUID導入の効果について次のようにコメントしています。

インティメイト・マージャーとしても、IMUIDをいろいろなDSP***アドネットワークに提供して配信に使っていただいていますが、その中でもCRITEOさんの場合は、ロアスやCPAで飛び抜けて良い結果が出ています。IMUIDを使ってiOSやMacにリーチを広げたい場合、クリテオさんとの連携が一番おすすめです。

 

まとめ

ハイブリッドクッキー時代においては、サードパーティクッキーが使えるブラウザと使えないブラウザが混在する状況が続くと予想されます。そのような中、IMUIDのような代替IDを活用し、iOSやMacOSユーザーへのリーチを拡大することが、売上向上に効果的だと言えるでしょう。特に、商品点数の多いECサイトや、iOSユーザーのロアスが高い企業では、大きな成果が期待できます。

本セミナーを通じて、ハイブリッドクッキー時代に適した広告手法とその導入方法について理解を深めていただければ幸いです。

*IMUID(インティメート・マージャー・ユーザーID):株式会社インティメート・マージャーが提供する代替ID
**ロアス(ROAS):広告費用対効果。広告費用1円あたりの売上金額を指す。
***DSP(デマンドサイドプラットフォーム):広告主側から見た広告配信プラットフォーム。

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