直近で行われる予定のGoogle 広告とDV360の機能追加
Googleは、広告とDV360に多くの機能追加を予定しており、ユーザーエクスペリエンスの向上と広告効果の最大化を目指しています。
DV360の機能アップデート
1. Oracleオーディエンスの廃止(2024年9月30日)
- Oracleからライセンス供与されているサードパーティオーディエンスは、2024年9月30日に廃止されます。
- 廃止されると、これらのオーディエンスはリソースターゲティングと組み合わせオーディエンスから削除されます。
- このアップデートにより、廃止されるオーディエンスのみをターゲットとする広告申込情報や、廃止されるオーディエンスをネガティブターゲティングする広告申込情報は自動的に一時停止されます。
- 広告主は、BlueKaiのDMPによってオンボーディングされたファーストパーティCRMオーディエンスをDV360で共有し、それらのオーディエンスをキャンペーン、広告申込情報、広告申込情報、組み合わせオーディエンスに割り当てることができなくなります。
2. 特定の広告取引プラットフォームでBidswitchに代わる直接統合(時期未定)
- DV360は、プレミアム広告枠へのアクセスを強化するため、一部のサブ広告取引パートナーでBidswitchから移行します。
- Bidswitchサブ広告取引オプションを介して現在広告枠をターゲットとしているすべてのエンティティは、以下の広告取引プラットフォームとの直接統合に自動的に移行されます。
- Kargo
- Media.net
- Sharethrough
- Nexxen(旧Unruly)
- Yieldmo
3. 広告申込情報の目標設定(時期未定)
- 新しい広告申込情報の目標設定の選択により、広告申込情報内で使用できるデフォルトのKPI、広告申込情報のタイプ、および入札戦略が決まります。
- このワークフローにより、広告申込情報と広告申込情報の作成が合理化され、すべてのコンポーネントが同じ目標の達成に沿って調整されます。
- これにより、DV360は、ユーザーの最終的なKPIに沿ったAIを搭載した最適化とレコメンデーションを行うことができます。
4. 広告申込情報のFlight ASAPペーシングの削除(2024年11月予定)
- 広告申込情報レベルでFlight ASAPペーシングが削除されます。
- Flight ASAPペーシングを使用している既存の広告申込情報は、自動的にFlight Aheadペーシングに移行されます。
5. レポートの更新(2024年9月予定)
- サブ広告取引のEMX Digitalは、レポートでCadent Aperture MXに名称変更されます。
- DST/ROC(Regulatory Operating Costs)とTotal Media Costの指標は、YouTubeのレポートの指標やディメンションと互換性がなくなります。
6. 強化されたアトリビューションがすべての広告主に有効化(2024年9月30日)
- Campaign Manager 360(ハイブリッド)またはDV360(サードパーティ広告サーバー)でFloodlightの構成を管理している広告主は、2024年9月30日から強化されたアトリビューションが自動的に有効になります。
Google広告の機能アップデート
1. YouTube自動タグ付けが自動的に有効化(2024年9月予定)
- YouTube自動タグ付けは、すべてのDV360広告主に対して自動的に有効になります。
2. ファーストパーティデータ戦略を強化する新しいツール(2024年8月28日)
- Googleは、進化するデジタルプライバシーの状況において、堅牢なファーストパーティデータ戦略の構築がこれまで以上に重要になっていることを認識しています。
- Googleは、広告主が消費者の選択を尊重しながら成功できるよう、ツールを構築し続けてきました。
- 今年の初めに導入された同意モードAPIのアップデートでは、同意の収集をより詳細に制御できる2つの新しいパラメータが追加されました。
- Googleは、正確な測定を維持し、同意管理を合理化するための追加機能に対するユーザーのニーズを認識しています。
- Googleは、同意を得たファーストパーティデータを簡単に収集して活用できるように、2つの新しいツールであるタグ診断と新しい同意管理設定を共有しています。
- Googleタグ診断による正確な測定の容易な確保
- 同意管理設定の簡素化
3. YouTubeコネクテッドテレビでの広告の減少とユーザーエンゲージメントの向上(2024年8月14日)
- 視聴者は、広告が多すぎると敏感に反応します。
- 視聴者の視聴を中断する頻度が低いほど、好みのコンテンツを視聴し続ける可能性が高くなります。
- Googleは、視聴者がコネクテッドテレビで長編動画を視聴する際に、広告の数を減らし、長さを長くしました。
- このアップデートにより、長編動画を楽しむユーザーの広告の数を最小限に抑え続けます。
これらの機能追加は、広告主とユーザーの両方にメリットをもたらすように設計されています。
株式会社インティメート・マージャープラットフォーム事業本部ポストCookieチームマネージャー
インティメート・マージャーで広告からCRMまで幅広い分野に対してポストCookieデータを軸にしたマーケティング活用のご提案をしています。 記事の中では広告媒体の最新のアップデート情報やマーケティング活用事例などをご紹介させていただいています。 もしデータを使ったマーケティング活用に興味がある方はお気軽にご連絡ください。