もう迷わない!【2025年版】プロが教える圧力鍋の選び方と本当におすすめの6選|初心者でも失敗しないコツ
「お店で食べるような、トロトロの豚の角煮」「魚の骨までホロホロになるサバの味噌煮」「じっくり煮込んだ本格ビーフシチュー」。そんな、時間と手間をかけた料理に憧れはありませんか?
忙しい毎日を送る私たちにとって、これらは週末に気合を入れないと作れない「特別なごちそう」かもしれません。しかし、もし平日の夜、仕事から帰ってきてからでも、そんな本格料理が食卓に並べられるとしたら…?
その魔法を叶えてくれるのが、「圧力鍋」です。圧力鍋は、鍋の中を密閉して圧力をかけることで、水の沸点を100℃以上に引き上げます。モデルによっては128℃もの高温調理が可能で、調理時間を最大で3分の1にまで短縮できる、まさに現代のキッチンに欠かせないアイテムなのです。
とはいえ、初めて圧力鍋を検討する方には、「使い方が難そう」「シューシューという音が怖い」「安全なの?」といった不安がつきものですよね。ご安心ください。現在の圧力鍋は、初心者でも驚くほど簡単に、そして安全に使えるように設計されています。
この記事では、あなたの料理スタイルやライフスタイルに寄り添い、最高のパートナーとなる一台を見つけるための全てをお伝えします。選び方のポイントから、プロが厳選した本当におすすめのモデルまで、あなたの「圧力鍋デビュー」が素晴らしい成功体験になるよう、全力でサポートします。
あなたにぴったりの一台が見つかる!圧力鍋の選び方
圧力鍋がもたらすメリットは計り知れませんが、購入してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、まずは圧力鍋ならではの特性、つまりデメリットについても知っておきましょう。これを理解することで、より自分に合った製品を選べるようになります。
- 置き場所の確保が必要:特に多機能な電気圧力鍋は、炊飯器ほどのスペースを取ることがあります。購入前に、キッチンのどこに置くか、どこに収納するかを考えておくことが大切です。
- お手入れに少し手間がかかる:普通の鍋と違い、蓋のパッキンや圧力調整弁など、取り外して洗うパーツがいくつかあります。安全に使い続けるためにも、このひと手間は欠かせません。
- 調理中の味見ができない:一度圧力をかけ始めると、調理が終わって圧力が下がるまで蓋を開けることはできません。そのため、最初はレシピ通りの分量を守ることが美味しく作るコツになります。
これらの点を踏まえた上で、あなたに最適な一台を見つけるための、2つの選び方をご紹介します。
選び方①:あなたの料理スタイルで選ぶ。「電気式」vs「ガス火式」徹底比較
圧力鍋選びで最も重要なのが、この「電気式」か「ガス火(IH含む)式」かという選択です。これは単なる機能の違いではなく、あなたのキッチンでの時間の使い方、料理との向き合い方を決める「ライフスタイルの選択」と言っても過言ではありません。あなたは「キッチンでのマルチタスク派」ですか?それとも「料理に集中したいシェフ派」ですか?
キッチンでのマルチタスク派のあなたへ:電気圧力鍋
「材料を入れたら、あとはおまかせ。」
この言葉に心惹かれるなら、電気圧力鍋が最適です。電気圧力鍋の最大の魅力は、火加減の調整から加圧、保温まで全てを自動で行ってくれる「ほったらかし調理」にあります。
メリット:
- 圧倒的な自由時間:スイッチを押せば、あとは完成を待つだけ。調理中に子どもの相手をしたり、掃除や洗濯を済ませたり、あるいは少し休憩したりと、貴重な時間を生み出してくれます。
- 高い安全性と安心感:火を使わないため、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。夏場のキッチンが暑くならないのも嬉しいポイント。
- 静かな動作音:調理中の音が非常に静かなモデルが多く、テレビを見ながら、あるいは家族が寝ている時間帯でも気兼ねなく使えます。
- 豊富な多機能性:圧力調理だけでなく、無水調理、低温調理、蒸し料理、炒め物、さらにはヨーグルトや甘酒などの発酵調理までこなすモデルも。一台で何役もこなし、キッチンスペースの節約にも繋がります。
デメリット:
- 価格がガス火式に比べて高め。
- 本体が大きく、常設のスペースが必要になる。
- 消費電力が大きいモデルもあり、電子レンジなど他の家電との同時使用には注意が必要。
料理に集中したいシェフ派のあなたへ:ガス火式圧力鍋
「火加減は自由自在。料理を操る楽しさをあなたに。」
自分の手で火加減を調整し、食材と向き合う時間も楽しみたい。そんなあなたには、ガス火式圧力鍋がぴったりです。
メリット:
- 調理の自由度と精度:自分の感覚で火加減を微調整できるため、食材の食感を絶妙に残したり、味の染み込み具合をコントロールしたりと、こだわりの仕上がりを追求できます。
- スピーディーな調理:パワフルなガス火やIHで一気に加熱できるため、加圧までの時間が短く、結果的にトータルの調理時間が電気式より短くなることもあります。
- 手頃な価格と収納性:比較的安価なモデルが多く、初めての一台としても挑戦しやすいのが魅力。使わない時は他の鍋と同様に棚にしまえるため、キッチンのカウンターを広々と使えます。
- 高い耐久性:構造がシンプルなため、高品質なモデルを選べば非常に長く愛用できます。
デメリット:
- 加圧中は火加減を見るために、コンロから離れられない。
- 火加減の調整に慣れが必要で、最初のうちは少し戸惑うかもしれない。
一目でわかる!電気式 vs ガス火式 比較表
項目 | 電気式圧力鍋 | ガス火式圧力鍋 |
---|---|---|
使いやすさ | ◎(ボタンを押すだけ) | 〇(火加減の調整が必要) |
価格 | △(高価な傾向) | ◎(手頃なモデルが豊富) |
サイズ・収納 | △(カウンタースペースが必要) | 〇(棚に収納できる) |
調理の自由度 | 〇(基本は自動調理) | ◎(細かな火加減調整が可能) |
多機能性 | ◎(1台で何役もこなす) | △(圧力調理がメイン) |
おすすめの人 | 時間を有効活用したい方、安全性を重視する方 | 料理の過程を楽しみたい方、コストを抑えたい方 |
選び方②:【ガス火式なら要チェック】使い勝手の好みで選ぶ。「おもり式」vs「スプリング式」
ガス火式圧力鍋を選んだあなたへ。もう一つ、あなたの好みに深く関わる選択肢があります。それは、圧力がかかったことを知らせる仕組みの違い、「おもり式」と「スプリング式」です。これは、初心者が抱く「ちゃんと動いているか不安」「音が怖い」という2つの異なる不安を、それぞれ解消してくれる重要なポイントです。
「ちゃんとできてる?」が分かる安心感。「おもり式」
「音と動きで知らせてくれる、頼れる相棒。」
おもり式は、蒸気口に乗せた「おもり」が、圧力がかかるとカタカタと揺れたり回転したりして、「シューシュー」という音と共に蒸気を出す仕組みです。
この「音」と「動き」こそが、初心者にとって最大の味方。別の作業をしていても、「あっ、圧力がかかったな」と耳で判断できるため、火を弱めるタイミングを逃しません。「いつ火を弱めればいいの?」という手順に対する不安を、明確な合図で解消してくれるのが、おもり式の最大のメリットです。
ただし、その音はやや大きめなので、静かな環境で調理したい方や、赤ちゃんのいるご家庭では少し気になるかもしれません。
「大きな音は苦手…」に応える静粛性。「スプリング式」
「驚くほど静か。キッチンに穏やかな時間をもたらす。」
スプリング式は、内部のバネ(スプリング)の力で圧力を調整し、蓋についたピンがせり上がることで圧力がかかったことを知らせます。蒸気の排出がほとんどなく、動作音が非常に静かなのが特徴です。
オープンキッチンや、家族がくつろいでいるリビングと一体になった空間で調理する方には、この静粛性が大きな魅力となるでしょう。調理中の匂いが広がりにくいというメリットもあります。「圧力鍋の大きな音が怖い」という感覚的な不安を、その静かさで解消してくれます。
一方で、音による合図がないため、圧力表示ピンを目で見て火加減を調整する必要があります。調理中は鍋から目を離さず、しっかりと状態を確認することが求められます。
【プロが厳選】料理スタイル別・本当におすすめの圧力鍋6選
ここからは、ご紹介した選び方に基づき、プロの視点で厳選した6つの圧力鍋をご紹介します。あなたの理想の料理ライフを叶える一台が、きっとこの中にあります。
ほったらかしで本格料理!「電気圧力鍋」おすすめ3選
まずは、忙しいあなたの時間を最大限に有効活用してくれる「キッチンでのマルチタスク派」におすすめの電気圧力鍋です。
1. 【迷ったらコレ!】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 4.0L PC-MA4

「毎日の料理が劇的に変わる。多機能・大容量の決定版」
どの電気圧力鍋にすべきか迷ったら、まず検討してほしいのがこのモデルです。人気の理由は、機能、容量、価格のバランスが絶妙なこと。4.0Lという容量は3~4人家族にぴったりのサイズで、週末に作り置きをするにも十分な大きさです。そして何より、90種類もの自動調理メニューが搭載されているのが初心者には心強い味方。レシピブックを見ながらボタンを選ぶだけで、失敗なく本格的な料理が完成します。圧力調理だけでなく、鍋モードで家族団らんの卓上鍋としても使えるなど、一台で何役もこなす万能さが魅力です。
このモデルは一台で何役もこなす優れものですが、その分しっかりとした重さがあります。でも、ECサイトで購入すれば、重たい箱を苦労して運ぶ必要はありません。玄関先まで届けてくれるので、女性一人でも安心して購入できますね。
容量 | 4.0L(調理容量2.6L) |
サイズ(約) | 幅32 × 奥行33.4 × 高さ23.2 cm |
重量(約) | 4.5kg |
主な機能 | 圧力調理、温度調理、無水調理、蒸し調理、低温・発酵調理、グリル鍋 |
自動メニュー | 90種類 |
2. 【おしゃれでコンパクト】ティファール ラクラ・クッカー プラス コンパクト CY353AJP

「キッチンが華やぐデザイン。小さいけれど、実力は本物」
「取っ手のとれる~」でおなじみのティファールは、初心者にも安心感のあるブランド。この「ラクラ・クッカー」は、その名の通りコンパクトな設計で、キッチンスペースが限られている方や、1~3人暮らしの方に最適です。小さいからといって機能に妥協はなく、圧力調理はもちろん、炒める、煮込む、蒸す、炊飯、さらにはパンの発酵やベイクまで1台16役をこなす実力派。何より、キッチンに置きたくなる洗練されたデザインが、毎日の料理を一層楽しいものにしてくれます。
コンパクトさが魅力ですが、それでも家電製品。お店から持ち帰るのは意外と大変です。ネット注文ならクリック一つで、新しい料理のパートナーがあなたの元へやってきます。
容量 | 3.0L(調理容量2.0L) |
サイズ(約) | 幅26 × 奥行28.5 × 高さ28.3 cm |
重量(約) | 4.2kg |
調理モード | 16種類(圧力、蒸す、煮る、炒める、低温、無水、炊飯、発酵など) |
カラー | アイボリー、ブラック |
3. 【家族が多いなら】ワンダーシェフ 楽ポン 4.0L OEDD40

「家族みんなを笑顔にする、簡単操作のファミリーサイズ」
ワンダーシェフは、圧力鍋を専門に手掛ける信頼のブランド。その中でも「楽ポン」は、名前の通り「楽に、ポンと押すだけ」で使えるシンプルさを追求したモデルです。特に、カレー、肉じゃが、角煮など、日本の家庭で人気の8つのメニューがワンタッチで調理できる「オートメニューキー」は非常に便利。複雑な設定は不要で、誰でも直感的に使えます。4Lの容量は3~4人家族の毎日の食事作りに最適で、調理中の音も静かなので、小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。家族のために、手軽に美味しく、栄養満点の料理を作りたいと願う方のための、頼れる一台です。
4Lサイズは頼りになりますが、箱も大きく重さもそれなり。週末の買い物でこれを運ぶのは一苦労です。ECサイトなら、そんな心配は無用。家で待っているだけで、平日のごはん作りを楽にしてくれる強い味方が届きます。
容量 | 4.0L(調理容量2.6L) |
サイズ(約) | 幅31.8 × 奥行28.9 × 高さ27.3 cm |
重量(約) | 4.2kg |
オートメニュー | 8種類(白米、玄米、カレー、肉じゃが、ポトフ、魚、豆類、角煮) |
付属品 | ガラス蓋、しゃもじ、計量カップ、掃除ピン、レシピブック |
自由自在な火加減が魅力!「ガス火式圧力鍋」おすすめ3選
ここからは、自分の手で料理を仕上げる喜びを大切にする「料理に集中したいシェフ派」におすすめのガス火式圧力鍋です。
1. 【初心者&コスパ重視】パール金属 クイックエコ 3層底切り替え式圧力鍋 3.5L

「初めての圧力鍋に最適!驚きの価格で、料理の楽しさが広がる」
「圧力鍋を試してみたいけど、高価なものはちょっと…」という方に、まず手に取ってほしいのがこのモデルです。最大の特長は、初心者でもタイミングが分かりやすい「おもり式」であること。そして、この価格帯でありながら、焦げ付きにくく保温性に優れた「3層底構造」(ステンレス+アルミ)を採用している点です。さらに、食材によって圧力を「高圧」と「低圧」に切り替えられる機能まで搭載。圧力鍋の基本性能をしっかりと押さえつつ、驚きのコストパフォーマンスを実現した、まさに「最初の一台」にふさわしい製品です。
手頃な価格が魅力ですが、鍋は意外とかさばるもの。ネットで注文すれば、他の買い物と一緒に持ち帰る手間が省け、スマートに新しい料理生活をスタートできます。
容量 | 3.5L |
重量(約) | 1.87kg |
材質 | 本体:ステンレス鋼、はり底:アルミニウム合金・ステンレス鋼(3層底) |
加圧方式 | おもり式(高圧100kPa/低圧60kPa 切替式) |
対応熱源 | ガス、IH、シーズヒーター、ハロゲンヒーター等オール熱源対応 |
2. 【静かさ&品質を求めるなら】フィスラー ビタビット プレミアム 3.5L

「ドイツが誇る最高品質。調理が、静かで豊かな時間に変わる」
1845年創業、ドイツの老舗フィスラーは、世界で初めて家庭用スプリング式圧力鍋を開発したパイオニア。この「ビタビット プレミアム」は、その技術の粋を集めた最高峰モデルです。最大の特徴は、驚くほど静かな「スプリング式」であること。調理中の蒸気漏れもほとんどなく、キッチンは穏やかなまま。さらに、食材に合わせて選べる「低・中・高」3段階の圧力設定とスチーム機能を搭載し、料理の可能性を無限に広げます。フタが正しく閉まると表示が緑に変わるロック機能など、安全性への配慮も万全。一生モノとして長く使える品質を求める方に、自信を持っておすすめします。
最高品質のステンレス製で一生モノの風格がありますが、その分重量も一流です。これを自宅まで運んでもらえるのは、ECサイトならではの大きな付加価値。最高のパートナーを、最も快適な方法で手に入れましょう。
容量 | 3.5L |
重量(約) | 2.6kg |
材質 | ステンレス、アルミニウム(底厚三層カプセル構造) |
加圧方式 | スプリング式(3段階圧力設定+スチーム機能) |
生産国 | ドイツ |
3. 【とにかく速さを追求!】アサヒ軽金属 ゼロ活力なべ (M) 3.0L

「加圧0分という新常識。世界最高クラスの圧力で、時間を創造する」
「1分1秒でも調理時間を短くしたい!」そんな究極の時短を求めるあなたには、この「ゼロ活力なべ」しかありません。世界最高クラスの146kPaという圧倒的な高圧力を誇り、内部温度は約128℃に達します。これにより、おもりが振れたらすぐに火を止める「加圧0分料理」が可能に。あとは高い保温性を誇る5層クラッド鋼の本体が、余熱でじっくりと食材に火を通します。加圧のタイミングが分かりやすい「おもり式」なので、初心者でもそのパワーを安心して使いこなせます。初期投資は高価ですが、毎日の調理で節約できる時間と光熱費を考えれば、これ以上ない価値ある投資と言えるでしょう。
ずっしりとした重さは、その高い性能と耐久性の証です。この頼れる重さも、ネット通販なら全く気になりません。プロの料理家も愛用する一生モノの調理器具を、指先一つでご自宅に。
容量 | 3.0L |
重量(約) | 2.5kg |
材質 | ステンレス・アルミ5層クラッド鋼 |
加圧方式 | おもり式(高圧146kPa/低圧76kPa 切替式) |
保証 | 本体30年 |
まとめ:圧力鍋で、あなたの食生活はもっと豊かになる
あなたにぴったりの圧力鍋は見つかりましたか?
最高の圧力鍋を選ぶ旅は、まず「ほったらかし調理で自由な時間が欲しい(電気式)」のか、「自分の手で火加減を操る料理の楽しさを味わいたい(ガス火式)」のか、自問することから始まります。この最初の選択ができれば、あとはあなたの好みやライフスタイルに合わせて、最適な一台が自然と見えてくるはずです。
圧力鍋は、単なる時短調理器具ではありません。それは、あなたの自由な時間を増やし、食費や光熱費を節約し、そして何より、これまで挑戦できなかったような美味しい料理で食卓を彩るための、強力なパートナーです。
今日、あなたが「これだ!」と感じた一台を手に入れることで、明日からの食生活はもっと豊かで、もっと楽しいものに変わるはずです。新しい料理の世界への扉を、ぜひ開いてみてください。
参考
