2024年、デジタルマーケティングの最前線 – ポストクッキー時代に勝ち残るための戦略とは

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登壇者紹介

今回、デジタルマーケティングの最前線で活躍する2名の方にご登壇いただきます。

  • 株式会社インティメート・マージャー 代表取締役 簗島亮次氏
  • 株式会社バンカブル 高瀬慶氏

簗島氏は、サードパーティクッキーに依存しないポストクッキーソリューション「IMUID」を提供し、アドテクノロジー領域のインフラを担う企業の代表です。

高瀬慶氏は、D2C・EC事業者の広告投資を支援するバンカブルで、事業者の成長をサポートしています。

クッキー規制が広告効果測定に与える影響

クッキー規制により、特にリターゲティング広告を中心に広告効果の低下が見られるようになりました。規制の影響が大きいブラウザを利用する若年層や高所得者層など、ターゲットとしたい層にリーチできなくなるケースも出てきています。

簗島氏によると、インティメート・マージャーでは、EC事業者の広告投資状況を把握し、同業他社の施策事例などをもとにアドバイスを提供。ポストクッキーソリューションの活用で、クッキーが使えないブラウザでもターゲティングを可能にしているとのことです。

広告投資の最適化を阻む資金面の課題

広告効果が見えづらくなる中で、D2C・EC事業者は投資判断に迷いが生じています。また、広告投資に回す資金が不足し、思うようにアクセルを踏めないという課題もあるようです。

バンカブルの高瀬氏は、広告投資に必要な資金を前払いで提供するサービスを展開。投資効果が見込めるのに資金繰りの問題で投資を控えるのはもったいないと指摘します。

事業者のマーケティングデータを分析し、投資対効果を予測したうえで支援の可否を判断。健全な事業成長を後押ししているそうです。

2024年以降の成長戦略のポイント

簗島氏は、大型プロモーションなどで一時的に売上が伸びた時に、そのユーザーをどう将来の成長に繋げていくかが重要だと指摘。クッキーに依存せず、ユーザーとの本質的なコミュニケーションを考えていく必要があるでしょう。

高瀬氏は、事業者の強みである”もの”を再定義し、ユーザーにとっての価値を明確にすることが大切だと述べました。その”もの”を軸に、適切なメッセージを適切なタイミングで届けていく。そのために、インティメート・マージャーのソリューションを活用し、バンカブルで資金面をサポートする。そんな形で事業者の成長を加速させていきたいと話します。

まとめ

クッキー規制によって広告効果測定が難しくなる中で、デジタルマーケティングは新たな戦略が求められています。ポストクッキーソリューションを活用し、ユーザーとの本質的な関係構築を目指すこと。そして、投資判断に必要なデータを可視化し、資金面の課題を解消すること。登壇者が示したこの2つの方向性は、2024年以降のデジタルマーケティングを考えるうえで重要な指針となるでしょう。

インティメート・マージャーとバンカブルは、データ分析と資金供給の両面から、D2C・EC事業者の成長をサポートしていきます。ポストクッキー時代を勝ち抜くために、ぜひ両社のソリューションを活用してみてはいかがでしょうか。