CPM(Cost Per Mille)とは?広告の露出効果を評価する指標

man walking on desert デジタルマーケティング基礎知識
Photo by Nathan McBride on Unsplash

CPM(Cost Per Mille)とは何か?

デジタルマーケティングの世界では、「CPM(Cost Per Mille)」というキーワードを頻繁に耳にします。では、具体的にCPMとは何でしょうか? CPMは、広告効果を測定する重要な指標で、Cost Per Mille(千回あたりの広告費)の略称です。インターネット広告の費用を見積もる際によく使用され、1000回のインプレッション(広告の表示回数)あたりの広告費を表します。従って、CPMは広告主が投資した金額が、どれだけ広告の露出に繋がったかを示す指標と言えるのです。

CPMを利用するメリット

CPM利用の主なメリットは、広告価格の透明性と広告効果の計測性にあります。当然ながら企業のマーケティング部門では、投資回収率(ROI)を重視します。つまり、投資した金額に対して、どれほどの効果があったかを数値で把握することが求められます。そのため、広告主は頻繁にCPMをチェックし、広告投資の効果をモニタリングします。また、CPMはめったに変動しない一定の値であり、広告の価格設定が透明化されるという利点があります。これにより、広告主は予算計画を立てやすくなります。

CPM計算方法

CPMの計算方法は非常にシンプルです。広告の総費用を広告が表示された回数(インプレッション)で割り、その値を1000倍します。具体的な計算式は「CPM = (広告総費用 ÷ インプレッション数) × 1000」となります。ここで言うインプレッションとは広告が表示されることを指し、ユーザーが広告をクリックしたかどうかは関係ありません。CPMは単純に広告が表示された回数に対する費用を示すため、広告の露出効果を評価する際に利用されます。

CPM活用のポイント

CPMの適用に際して、広告主はプラットフォームや広告の種類によってCPMが変動することを理解しておく必要があります。たとえば、モバイル広告のCPMはデスクトップ広告のCPMよりも低い傾向があります。また、ビデオ広告はディスプレイ広告やテキスト広告よりも高いCPMを示すことが多いです。これは、ユーザーがビデオ広告に対してディスプレイ広告やテキスト広告よりも多くの時間を費やす傾向があるからです。広告主はこれらの情報を用いて、広告キャンペーンの効果測定や広告費用の最適化を図ることができます。

以上がCPMとその活用方法についての解説です。マーケティングにおいては、指標の定義とその活用方法を理解することでより具体的な戦略を練ることが可能になります。CPMを始めとする各種指標をフルに活用し、自社のマーケティング戦略を更にブラッシュアップしていきましょう。

デジタルマーケティングについての問い合わせはこちら

    デジタルマーケティング基礎知識