2024年6月10日、株式会社インティメート・マージャーとSMN株式会社の共催セミナーが開催されました。サードパーティークッキー廃止の現状と影響、そしてポストクッキー時代の成功法則として両社が取り組むIMUIDとロジカドの共通ID戦略について、貴重な知見が共有されました。
共催企業の紹介
まず、株式会社インティメート・マージャーのデジタルマーケティング担当者が登壇し、同社の取り組みを紹介しました。
「インティメート・マージャーは、データを活用した様々な課題解決に取り組んできました。サードパーティークッキー規制への対応として、IMUIDを使ったクッキーに依存しないデジタルマーケティング基盤の提供に注力しています。」
続いて、SMN株式会社の登壇者から、同社の事業概要が説明されました。
「SMN株式会社は、ソニーの技術力と分析力を活かしたソリューションを提供しています。今回は、自社DSPのロジカドにおけるIMUID対応についてご紹介します。」
サードパーティークッキー規制の影響と対策
サードパーティークッキー規制により、リターゲティングやオーディエンス配信、コンバージョン計測などが難しくなることが予想されます。現在、iOSではすでにサードパーティークッキーが制限され、2024年にはGoogleのChromeでも段階的に規制が導入される見込みです。
こうした状況下で、インティメート・マージャーはIMUIDを活用したソリューションを提供。ロジカドでは、IMUIDに対応することで、iOS上でのリターゲティングを可能にしています。
IMUIDとロジカドの共通ID戦略
SMN株式会社がIMUIDを選択した理由は、以下の2点です。
- 確率IDであること
- 対応済みのメディアが多く、配信可能な在庫が豊富なこと
実際にロジカドでは、IMUID付与の全リクエスト数が1,200億に上り、十分な在庫を確保できています。さらに、コンバージョン計測の改善により、iOS上での配信効果も向上。美容系やネットスーパー、オンライン学習塾などの業種で特に高い効果が見られています。
まとめ
サードパーティークッキー規制が進む中、デジタルマーケティングの効果を維持・向上させるには、IMUIDのような共通IDを活用した戦略が不可欠です。インティメート・マージャーとSMN株式会社の取り組みは、ポストクッキー時代の成功法則を示す好事例といえるでしょう。
規制の影響を受ける企業は、一刻も早く対策に乗り出すことが求められます。本セミナーで共有された知見を参考に、自社に合ったソリューションを検討してみてはいかがでしょうか。