はじめに
Googleアナリティクス(以下GA)は、ウェブサイトのトラフィックを解析するツールとして広く用いられています。最新版であるGA4では、より詳細なレポートが可能となり、その中でもデバイス別の数値を可視化する機能は非常に重要です。この記事では、GA4でのデバイス別の数値を可視化する方法について詳しく解説していきます。
デバイス別見ることにより、ユーザーのどんな端末でサイトを閲覧しているかわかり、サイト改善や広告戦略に役立てることができます。さらにGA4では、従来のデバイス種別（スマートフォン・パソコン・タブレット）に加えて、ブラウザやOSまで確認できるのでかなり詳細な情報を得ることが出来ます。早速ですが、その具体的な設定法と役立て方について見ていきましょう。
デバイス別の数値を可視化する手法
まず、デバイス別の数値を可視化するためには、GA4の「探索」機能を用います。この機能は、条件を組み合わせて自由にレポートを作成できる強力なツールで、これを使ってデバイス別の数値を把握することが出来ます。
「探索」の画面から、「ディメンション」の項目にある「デバイスカテゴリ」を選択します。これにより、スマートフォンやパソコン、タブレットなどデバイス別の数値を分析できます。さらに「ディメンション」にはブラウザーやOSも存在するので、こちらも追加しておきましょう。そうすることで、どのブラウザーから何件アクセスがあったか、また、そこからどれだけのコンバージョンが生まれたか等を確認できます。
デバイス別の数値解析のポイント
次にデバイス別の数値解析のポイントについて解説します。デバイス別の数値を解析する際は、単に数値を比較するだけでなく、デバイスの特性を理解し、その背景にどんな意味があるのか考察することが重要です。
例えば、モバイル端末からのアクセスが多い場合、サイトはモバイルフレンドリーであることが求められます。それにより、アクセスが多いデバイスに対応したウェブサイトの改良を行い、ユーザーエクスペリエンスを高めることができます。逆に、特定のブラウザーやOSからのアクセスが少ない場合は、そこに何らかの問題がある可能性もあります。そういったケースでは、問題の原因を特定し、対策を立てるべきです。
デバイス別の数値可視化の活用法
最後に、デバイス別の数値の可視化を活用する具体的な方法について紹介します。「デバイス別の数値可視化」は、デバイス別のユーザー行動を把握するための重要な手段です。これにより、それぞれのデバイスでどのような行動が取られているのか、傾向を見える化することが可能となります。
例えば、スマートフォンからのアクセス者が多く、しかも購入まで至るユーザーが多い場合、スマートフォンユーザーへのターゲティングを強化した広告戦略を検討するなど、具体的な改善策に結びつけていくことができます。また、各デバイスごとのコンバージョン率を比較することにより、どのデバイスから最もコンバージョンが見込めるのかを把握し、デバイス別のマーケティング戦略を立案するのにも有益です。
