リスティング広告の課題を解決!ロジックツリーを用いた運用改善テクニック

リスティング広告

こんにちは。株式会社インティメート・マージャーのデジタルマーケティング担当です。今回は、リスティング広告の運用改善に役立つ「ロジックツリー」というツールについてご紹介します。

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページに表示される広告で、ユーザーの検索キーワードに合わせて関連性の高い広告を配信できるという特徴があります。しかし、運用を続けていくうちに、様々な課題に直面することがあるのではないでしょうか。

リスティング広告の運用における課題

リスティング広告の運用では、以下のような課題が発生することがあります。

  • 広告費用の増加
  • 広告の効果が低下している
  • 運用の属人化
  • 改善施策の優先順位付けが難しい

これらの課題を解決するためには、データに基づいた運用改善が必要です。そこで活用したいのが、「ロジックツリー」です。

ロジックツリーとは

ロジックツリーとは、目標達成のために必要な要素を階層構造で整理するツールです。マーケティングの分野では、KGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)の関係性を明確にするために用いられます。

KGIとは、マーケティング活動の最終的な目標のことを指します。一方、KPIとは、KGIを達成するために設定する中間的な指標のことです。ロジックツリーを用いることで、KGIとKPIの関係性を可視化し、目標達成のために必要な施策を明確にすることができます。

リスティング広告運用におけるロジックツリーの活用方法

リスティング広告運用におけるロジックツリーの活用方法を具体的に見ていきましょう。

ステップ1:KGIの設定

まず、リスティング広告運用のKGIを設定します。例えば、「問い合わせ数を月間100件獲得する」といった具合です。

ステップ2:KPIの設定

次に、KGIを達成するために必要なKPIを設定します。リスティング広告運用の場合、以下のようなKPIが考えられます。

  • クリック率(CTR)
  • コンバージョン率(CVR)
  • 1コンバージョンあたりの費用(CPA)
  • 広告費用対効果(ROAS)

ステップ3:施策の立案

KPIを改善するための施策を立案します。例えば、クリック率を改善するための施策として、以下のようなものが考えられます。

  • 広告文の見直し
  • キーワードの見直し
  • ネガティブキーワードの追加
  • 広告拡張機能の活用

ステップ4:施策の優先順位付け

立案した施策の優先順位を決定します。優先順位の決定には、以下のような基準が考えられます。

  • 施策の実現可能性
  • 施策の効果の大きさ
  • 施策の実行にかかるコスト

優先順位の高い施策から順に実行していきます。

ステップ5:効果検証とPDCAサイクル

施策の実行後は、効果検証を行います。KPIの改善状況を確認し、必要に応じて施策の修正や新たな施策の立案を行います。この一連のプロセスを継続的に実行することで、PDCAサイクルを回していきます。

ロジックツリーを用いたリスティング広告運用改善の事例

ここでは、ロジックツリーを用いたリスティング広告運用改善の事例をご紹介します。

事例1:A社の場合

A社は、リスティング広告の運用において、広告費用が増加傾向にあるという課題を抱えていました。そこで、ロジックツリーを用いて運用改善を行いました。

まず、KGIを「広告費用を前月比10%削減する」と設定しました。次に、KPIとして「クリック単価(CPC)」と「コンバージョン率(CVR)」を設定しました。

クリック単価を下げるための施策として、広告文の見直しとキーワードの見直しを行いました。また、コンバージョン率を上げるための施策として、ランディングページの改善を行いました。

施策の実行後、クリック単価は前月比8%減、コンバージョン率は前月比15%増となり、広告費用は前月比12%削減することができました。

事例2:B社の場合

B社は、リスティング広告の運用において、広告の効果が低下しているという課題を抱えていました。そこで、ロジックツリーを用いて運用改善を行いました。

まず、KGIを「問い合わせ数を月間50件獲得する」と設定しました。次に、KPIとして「クリック率(CTR)」と「コンバージョン率(CVR)」を設定しました。

クリック率を上げるための施策として、広告文の見直しとネガティブキーワードの追加を行いました。また、コンバージョン率を上げるための施策として、ランディングページの改善と広告拡張機能の活用を行いました。

施策の実行後、クリック率は前月比20%増、コンバージョン率は前月比25%増となり、問い合わせ数は月間60件獲得することができました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ロジックツリーを用いることで、リスティング広告運用における課題を明確化し、データに基づいた運用改善を行うことができます。

ロジックツリーは、リスティング広告運用に限らず、様々なマーケティング施策の改善に活用できるツールです。ぜひ、皆さんの業務にもロジックツリーを取り入れてみてください。

株式会社インティメート・マージャーでは、リスティング広告運用をはじめとするデジタルマーケティング支援を行っています。運用改善にご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

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