Google広告を運用する上で、重要な指標を素早く確認し、適切な施策を打つことは非常に重要です。しかし、デフォルトの列だけでは必要な情報を一目で把握するのは難しいことがあります。そこで、カスタム列を活用することで、自社に最適化された指標の確認方法を構築することができます。
本記事では、株式会社インティメート・マージャーのデジタルマーケティング担当者の視点から、カスタム列の設定方法と活用事例を紹介します。これを読むことで、効率的なGoogle広告の運用方法を習得することができるでしょう。
カスタム列とは?
カスタム列とは、Google広告の管理画面で自由に設定できる列のことです。デフォルトの列では表示されない指標を組み合わせて表示したり、計算式を用いて独自の指標を作成したりすることができます。
例えば、「コンバージョン率」と「平均掲載順位」を組み合わせて表示することで、広告の効果と掲載位置の関係性を一目で把握することができます。また、「費用÷コンバージョン数」で算出される「コスト・パー・アクション(CPA)」を表示することで、広告の費用対効果を確認することができます。
カスタム列の設定方法
カスタム列を設定するには、以下の手順を踏みます。
- Google広告の管理画面にログインし、対象のキャンペーンを選択する。
- 画面上部の「列」をクリックし、「カスタム列」を選択する。
- 「新しいカスタム列」をクリックし、列名と計算式を入力する。
- 「保存」をクリックして設定を完了する。
計算式には、Google広告で利用可能な指標を組み合わせることができます。例えば、「クリック数÷インプレッション数」で算出される「クリック率(CTR)」や、「コンバージョン数÷クリック数」で算出される「コンバージョン率(CVR)」などがあります。
カスタム列の活用事例
当社では、以下のようなカスタム列を設定し、Google広告の運用に活用しています。
1. 広告グループレベルでのCPA
広告グループごとのCPAを把握することで、効果の高い広告グループに予算を集中させることができます。計算式は「費用÷コンバージョン数」です。
2. キーワードレベルでのCVR
キーワードごとのCVRを把握することで、コンバージョンにつながりやすいキーワードを特定することができます。計算式は「コンバージョン数÷クリック数」です。
3. 広告の平均掲載順位とCTR
平均掲載順位とCTRを組み合わせることで、広告の掲載位置が効果に与える影響を確認することができます。これにより、入札単価の調整や広告文の最適化につなげることができます。
まとめ
カスタム列を活用することで、Google広告の重要指標を効率的に確認し、データに基づいた施策を打つことができます。自社に最適な指標の組み合わせを見つけ、運用に活かしていきましょう。
株式会社インティメート・マージャーでは、Google広告をはじめとするデジタルマーケティング施策を通じて、クライアント企業の課題解決をサポートしています。お客様のビジネスに合わせたカスタムメイドのソリューションを提供いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。