3rd Party Cookie規制に備えよ!計測・配信の対策方法を解説

black and silver laptop on brown wooden rack Cookie規制・プライバシー関連
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3rd Party Cookie規制とは

近年、ユーザーのプライバシー保護を巡る状況が変化し、それに伴いデジタルマーケティング業界も大きな変革を迎えようとしています。その一環として注目されているのが、3rd Party Cookie(サードパーティクッキー)の規制についてです。サードパーティクッキーとは、ウェブページがユーザーのブラウザに保存する小さなデータのことで、これを利用することで個々のユーザーの行動履歴を記録・追跡し、個別に最適化された広告を配信するなどの活用がなされていました。

しかし、これまで広く利用されてきたサードパーティクッキーに対する規制が強まる一方で、Googleなど主要なブラウザ提供者からサードパーティクッキーの廃止・規制を発表する動きが広がっており、マーケティング業界に大きな影響を及ぼすでしょう。

規制の影響と対策

サードパーティクッキーの規制は、特にデジタルマーケティングにおいて、ユーザー行動の追跡や効果測定、顧客リターゲティングなどの面で大きな影響を及ぼします。そのような背景から、早急な対策として、1st Party Cookie(ファーストパーティクッキー)への移行、ドメイン間でのクッキー共有の導入、ユーザーIDベースのトラッキングなどの方法が検討されています。

特に1st Party Cookie(ファーストパーティクッキー)への移行は、ユーザーの購買行動や閲覧履歴を、広告主ごとに個別に管理する方法で、規制の影響を最小限に抑えつつユーザー情報の活用を続けることが可能になります。さらに、ユーザーIDベースのトラッキングは、ログインユーザーの行動を追跡するための策で、高精度なターゲティングを可能にします。

配信面での対策

一方、広告配信面でもサードパーティクッキーの規制が及ぼす影響に対する対策が必要です。広告配信プラットフォームにもその動きが見られ、GoogleはFLoC(Federated Learning of Cohorts)という新たな配信技術を提示しました。これは、ユーザーを個別ではなくある特性を持つグループとして把握し、そのグループ全体に対して広告を配信するというものです。これにより、個々のユーザーの行動を追跡することなく、ユーザーのプライバシーを保護しながら広告配信を行うことが可能になります。

一方、Facebookも自社プラットフォーム内でユーザー情報を活用した広告配信にシフトするといった動きを見せ、広告主やマーケターに対して、それぞれの広告配信プラットフォームの動向を注視し、最適な戦略を立てることが求められます。

これからのマーケティングに求められる視点

こうした流れを踏まえ、マーケターが今後求められるのは「プライバシーファースト」の視点です。ユーザーのプライバシーを尊重し、しかも効果的な広告配信・マーケティングを行うことが、この新時代に求められます。これを実現するためには、データ利用の透明性を確保すること、個々のユーザーを尊重した情報提供を行うこと、ユーザーの同意を基にした情報活用を徹底することなど、新たな視点と取り組みが求められます。

以上のように、3rd Party Cookieの規制は、マーケティング業界に大きな変革をもたらし、新たな視点と対応策が求められる事態となっています。しかしこの変化は、ユーザーファーストのビジネスを推進し、長期的な視点でのブランド信頼を構築する絶好のチャンスでもあります。対応が迫られる現状に、単なる問題点ではなく、新たな可能性を見出す視点で取り組むことで、広告主やマーケター自身の価値も高まるでしょう。

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