フレーズ一致とは?部分一致との違いやキャンペーンへの活用方法

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フレーズ一致とは何か

フレーズ一致とは、主にGoogle Adsなどの広告プラットフォームで使用される設定の一つです。このターゲティングオプションは、ユーザーが検索ワードとして特定の語句を含んでいる場合に、広告を表示するよう設定するものです。このフレーズ一致設定では、語句の順序も重要で、”東京旅行”と検索すると”東京旅行のヒント”などという広告が表示されますが、”旅行東京”と検索すると表示されません。なお、フレーズ一致の設定をする際はキーワードの前後をダブルクォーテーション(” “)で囲みます。

部分一致との違い

一方、部分一致もまたGoogle Adsなどの広告プラットフォームで使用される設定の一つですが、こちらは具体的な語句の使用順序を問うものではありません。例えば、”東京旅行”を部分一致と設定すると、”東京旅行”はもちろん、”旅行東京”や”格安東京旅行”のような語句も広告表示の対象となります。部分一致は比較的広範なターゲットに広告を表示することが可能で、より多くの横断検索のチャンスを獲得できます。なお、部分一致の設定をする際はキーワードの前後を角括弧([ ])で囲みます。

キャンペーンでの活用方法: フレーズ一致

それではフレーズ一致をうまく活用するためのポイントについて見てみましょう。まず、フレーズ一致を活用する上で最も重要なことは、自社の商品やサービスを最もよく表す語句を正確に捉えることです。特定の製品やサービスに言及する具体的な語句をフレーズ一致のキーワードとすることで、その製品やサービスに関心がある可能性の高いユーザーに対して広告を表示することができます。例えば、ある特定の運動靴の製造販売業者は、”ランニングシューズ”やそのブランド名をフレーズ一致のキーワードと設定することで、直接その製品に興味をもつ可能性の高いユーザーに対して広告を表示することができます。

キャンペーンでの活用方法: 部分一致

一方、部分一致は比較的広範なユーザーをターゲットにできるため、ブランドの認知度を高めるためのキャンペーンでの活用が適しています。また、新製品のローンチなど特定のタイミングでより多くのユーザーにアプローチしたい時にも有効です。しかし部分一致という広範囲に広告を表示する設定の特性上、予算の管理とROI(投資対効果)の測定には注意が必要です。散漫な広告表示は費用対効果が低下する可能性があるため、適切な指標による広告効果の測定とそれに基づく戦略の調整が求められます。